エールシステム

基本概念

生徒のプラス変化に気づき「やる気」に結びつけるシステム

  1. 生徒のプラス変化に気づく。
  2. 意識的に生徒を見ることで気づく。
  3. 学校と家庭と地域社会との連携で気づく。
  4. 本人にフィードバック。

一般的に学校の先生は生徒の問題行動(マイナス面での変化)は敏感に察知できますが、前向きな行動や姿勢の変化にはなかなか気づかないと言われています。

一年間、ずっと前向きな姿勢でいられる子どもはいません。同様にずっとやる気のない状態だという子どももいません。プラス行動とマイナス行動がいろいろな形、場面で交錯して日々過ごしていると考えられます。この時、プラス行動が成果に結びつかず、誰にも評価してもらえないと、そのプラス行動は持続しません。逆にマイナス行動ばかり取り上げられるとどんどんやる気が失われていきます。

エールシステムは生徒のプラス行動を『教員全体で意識的に見ることで発見する』 『先生が喜んでいることや応援していることを本人にフィードバックする』という方法でプラス行動を伸ばすというねらいがあります。学校全体で情報を集約することで多くのフォローができます。

 

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